今回は「茶飲友達事件の実話・元ネタがヤバい!あらすじ・キャストや原作本も紹介!」についてお伝えしていきます。
⇩この記事での紹介
- 茶飲友達の元となった事件を調査した結果
- 監督が茶飲友達の映画化を目指した理由
- 茶飲友達のあらすじ・キャストを紹介
茶飲友達事件の実話・元ネタがヤバい!
実話・元ネタ:
2013年10月
高齢者売春クラブを警視庁が摘発した事件
上映館が拡大し、話題になっている茶飲友達。
高齢者売春クラブを摘発した事件から着想を
得て、監督の外山文治さんは制作を企画されたそうです。
実際の事件として
2013年10月警視庁はクラブ会員間の紹介・売春の仲介と、その料金として約3000万の売上を得ていたクラブ経営者の男を売春防止法違反により逮捕し、クラブを摘発。
男が経営するこのクラブは過去10年以上もの間、
新聞に「茶飲み友達紹介」を誘い文句として広告を
載せていたそうです。
逮捕のきっかけは2013年8月と9月
新聞広告をみて連絡のあった男性会社員(67歳)に対して会員女性(65歳)の紹介と売春の橋渡しを行なっていたことが判明したためです。
また、事件で摘発されたクラブは
男性会員数1000人、平均年齢65歳と
女性会員数350人、平均年齢60歳で
最高年齢は82歳の高齢者クラブ。
40歳以下はトラブルが多く、風俗業の印象を緩和するため、「茶飲み友達募集」を集客フレーズとし、意図的に高齢者を対象としたそうです。

ひどいですよね。周囲との関わりが比較的少ない高齢者の寂しさや不安に付け込んで。会員の高齢者の方々はクラブの実態を理解出来ていたのですかね。
茶飲友達事件のあらすじ
あらすじ:
新聞広告に掲載された「茶飲友達、募集」の文字。
その正体は、新聞広告を見て連絡してきた男性の下へ、65歳以上の「ティー・ガールズ」と名付けられたコールガールを派遣する高齢者専門の売春クラブ「茶飲友達(ティー・フレンド)」。
代表の佐々木マナは、若者たちと
「誰でも逃げ込める。世の中の保健室を作りたい」
という思いからクラブを設立し、運営していた。
ティー・ガールズは
介護生活やギャンブル依存症、
ともに働く若者たちは出口の見えぬ社会に対するストレスを様々な事情で抱えていた。
佐々木マナはそんなティー・ガールズやともに働く若者たちを “ファミリー”と呼び、
自身の心の寂しさを抱えながら、疑似家族のような絆を紡いでいく。
高齢者と若者の異なる世代の人々がどのように、
関わって共生していくべきなのか。
答えのない問いかけに対して、答えを見つけたくなるような作品です。
それぞれに事情を抱える幅広い年齢層の登場人物たちの悩みや不安から逃げたり、向き合う様子が描かれています。



売春事件が元ネタなため、
過激な内容をイメージしやすいですが、登場人物の抱えるそれぞれの問題は現代の日本社会を連想させるものです。
茶飲友達事件のキャスト
主要キャスト
佐々木マナ役:岡本玲
時岡茂雄役:渡辺哲
松子役 :磯西真喜
千佳役 :海沼未羽
制作は2018年6月に都内2館の上映から
最終的に380館以上、220万人以上を動員した
「カメラを止めるな!」で知れらている
ENBUゼミナール「シネマプロジェクト」が
手掛けている。
「茶飲友達」は
このシネマプロジェクトの
記念すべき10作目。
プロジェクトではワークショップオーディションで俳優たちをキャスティング。
見事オーディションを勝ち抜いた総勢33名の
キャストが今作に出演しています。
岡本 玲 (佐々木マナ)


2003年モデル(ニコラ専属)オーディションを
獲得し、デビュー。
舞台、映画、ドラマ、CMと多方面で活躍中。
公式サイト:岡本 玲
Twitter:@okarei_official
Instagram:rei_okamoto
高齢者には娘のように明るく笑顔で接し、運営仲間には代表としての存在感のある主人公・佐々木マナを演じている。
外山文治さん(監督)はオーディション以前からも岡本さんの演技を評価していて、今作では岡本さんの実力が存分に発揮されている演技が見られると、自信ある様子です!
岡本玲さんは、舞台でも活躍する実力派。シネマプロジェクトのワークショップでもやはりとても上手い。ただ、これまでの映像作品ではこの上手さが存分に発揮されているものがないように感じたんです。やり直しのきかない芝居が見たいと、彼女には常に伝え、マナというキャラクターが完成しました。確実にこれまでに見たことがない岡本玲さんが見られると思います。
引用:http://teafriend.jp/
渡辺 哲 (時岡茂雄)


劇団シェイクスピアシアターにて
37作品中36作品に出演。
大河ドラマ「徳川家康」、「平清盛」
連続テレビ小説「私の青空」、「まれ」等
数々の作品に参加されていて、近年では海外作品の出演も多いようです。
公式サイト:渡辺 哲
渡辺 哲さん演じる時岡 茂雄が
ある日ふと、新聞を読んでいる際に新聞の三行広告に「茶飲友達、募集」の文字を見つける。妻を先に亡くし、孤独に暮らしている高齢者男性を今作では演じている。
磯西 真喜 (松子)


慶応義塾大学在学中に円演劇研究所に入所し、
その後演劇集団円の会員に昇格。
舞台、映画、ドラマと幅広く多くの作品に参加。
公式サイト:磯西 真紀
Twitter:@MakidasMaki
今作では、高齢者売春クラブに所属する松子を演じた磯西 真紀さん。外山文治さん(監督)いわく、
オーディション時に映画の軸となる存在であると感じ、撮影前と撮影後では顔立ちがキャスト内で1番変わったそうです!
磯西真喜さんは、実は過去に私のワークショップに2度応募してくださっていました。これまではご縁がありませんでしたが、「65歳以上大募集」という今回に賭けてくれました。磯西さんがワークショップに参加してくれた時、映画の核になる人を見つけたと感じました。ストーリーの上でもそうなのですが、撮影の最初と最後で一番顔が変わったのは磯西さんでしたね。
引用:http://teafriend.jp/
海沼 未羽 (朝倉 千佳)


女優・モデルとして映画やMV等の映像作品を中心に活動中。ワークショップへの参加をきっかけに様々な作品に出演しており、ハスキーボイスが特徴的です。
公式サイト:海沼 未羽
Instagram:_miu_nm
今作では中々自身の感情を表に出さない若者女性、朝倉千佳演じています。海沼 未羽さんは一人で悩みを抱えている時間が長く、気持ちの出し方がわからない朝倉千佳を演じることがとても苦しく、難しかったようです!



他にもオーディションで選ばれた出演者は公式サイト、
またはこちらからチェック!
制作
茶飲友達事件の原作本も紹介!
原作本:
書籍化されているものはありませんでした。
しかし、「茶飲友達」が生まれた背景としては
外山文治さん(監督)は高齢者の婚活を題材にした
映画「燦燦」(2013年)の公開前に
高齢者向け売春クラブ摘発の事件を知り、摘発された後の高齢者がどうなってしまうのか、その時感じた揺らぎをいつか映画にしたいと思っていたそうです。
↓当時の取り上げられた記事には次のように報道されています。
警視庁保安課は10月8日までに、一般紙に「茶飲み友達紹介」と称して広告を載せ、高齢男性に売春を斡旋(あっせん)したとして、売春防止法違反の疑いで、売春クラブ「三愛」経営の男(70=東京都葛飾区新小岩)を逮捕した。逮捕容疑は今年8月と9月、新聞広告を見て電話をしてきた男性会社員(67)に対し、新宿区内の喫茶店で会員女性(65)を紹介し、売春をあっせんしたとしている。
同クラブの募集広告をスポーツ紙や夕刊紙でもなく、一般紙が掲載していたという点。広告を載せていたのは東京新聞だが、約10年前から売春あっせんを繰り返していたのに、ノーチェックだったのだろうか?
引用:https://www.excite.co.jp/news/article/Real_Live_15658/
「売春に走る日本の高齢者 原因は家計と孤独」
日本の高齢者が売春の道を歩む最も根本的な原因は、苦しい生活だろう。これは根拠のない説ではない。暮らしを保障する十分な年金がなく、また日本の物価が高いため、生きるために「仕方なく」万引きをはたらく高齢者も多い。警視庁のまとめによると、2012年に東京都で万引を行った65歳以上の高齢者は、19歳以下の少年の数を上回った。日本の高齢者は生きるために、万引きという危険性の高い仕事にまで手を染めるのだから、売春に走るのも無理はないわけだ。
82歳の高齢者まで売春グループに加入したことは、次の二つの問題を示している。一つ目は高齢者の物質的生活に注目と改善が必要であること、二つ目は社会全体が精神面・感情面から高齢者をいたわる必要があることだ。
引用:http://j.people.com.cn/94473/8424794.html



事件が起きた要因や背景を深く考える必要がありますね。
映画を見て、
決して他人事にならないと感じる人も少なくないと思います。
まとめ
『茶飲友達事件の実話・元ネタがヤバい!あらすじ・キャストや原作本も紹介!』についてお伝えしてきました。
・茶飲友達事件の実話・元ネタがヤバい!
実話・元ネタ:
2013年10月
高齢者売春クラブを警視庁が摘発した事件
・茶飲友達事件のあらすじ
あらすじ:
新聞広告に掲載された「茶飲友達、募集」の文字。
その正体は、新聞広告を見て連絡してきた男性の下へ、65歳以上の「ティー・ガールズ」と名付けられたコールガールを派遣する高齢者専門の売春クラブ「茶飲友達(ティー・フレンド)」。
代表の佐々木マナは、若者たちと
「誰でも逃げ込める。世の中の保健室を作りたい」
という思いからクラブを設立し、運営していた。
ティー・ガールズは
介護生活やギャンブル依存症、
ともに働く若者たちは出口の見えぬ社会に対するストレスを様々な事情で抱えていた。
佐々木マナはそんなティー・ガールズやともに働く若者たちを “ファミリー”と呼び、
自身の心の寂しさを抱えながら、疑似家族のような絆を紡いでいく。
・茶飲友達事件のキャストや原作本も紹介!
主要キャスト
佐々木マナ役:岡本玲
時岡茂雄役:渡辺哲
松子役 :磯西真喜
千佳役 :海沼未羽
・茶飲友達事件の原作本も紹介!
原作本:
書籍化されているものはありませんでした。
当時の取り上げられた記事・中国誌での報道。
話題となり、上映地域を拡大している「茶飲友達」
気になる方は是非、観てください!!
また、「茶飲友達」と同プロジェクトの
「カメラを止めるな!」も是非、チェック!




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